子どもの頃の話 暗い話
主人と、子どもの頃の話になる事があります。
主人は、子どもの頃連れて行ってもらった場所や出来事をよく覚えていて、すべて「楽しかった。」と言います。
それが、何故か私は子どもの頃の事が思い出せません。父の転勤のため2~3年おきに引っ越しをしていたので、〇年生の頃は?と聞かれると当時住んでいた家や近所の風景などがすぐ浮かぶのですが、どうしても「出来事」が思い出せないのです。家族で自動車で出かけた思い出はたくさんあるのですが、いつも車の中で泣いていたように思います。
自動車の中では、父と母が「大人の話」をしています。兄弟は5歳下に双子の弟がいたので、二人で遊んでいます。(チャイルドシートなんてなかったです。)ふと気づくと、一人でずーっと景色を眺めています。すると、ツーっと涙が流れてくるのです。それに気づいた母は私を叱ります。「なんでお前は被害妄想が強いんだ!!」
お中元やお歳暮の季節になると、休日(当時は日曜のみ)は、お宅巡りになりました。当時はそういう事があったのです。朝から家族であちこちめぐります。両親があいさつをしている間、子ども達は車の中です。一日に何件も周り、最後の車中では私の大泣きです。すると父が大笑いをします。
私の性格が悪いのか、被害妄想が強いのかそんな思い出ばかり。親に感謝出来ない悪い娘なのでしょうか?
主人は、家族をいろんな所へ連れて行ってくれます。子どもたちや私のやりたいことや興味あることは応援してくれます。
私の楽しい思い出は、結婚してからのほうが多いかもしれません。